旅、みち徒然。みずかきは海に落っことしてしまったの。創作ぶろぐ。サイトはリンクより。
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ふかいふかい海をおよいでいる。
いや、しずんでいるのかもしれぬ。
どちらに向かえばいいかも分からず、手を上に伸ばす。
そうすれば、光が見えるような気がした。
実際、明るかった。
なんの光かは知らぬ。陽のひかりかもしれない。光る海の石かもしれぬ。
知らなくとも知っているような気がした。
昔聴いた子守唄のような、肌に触れる風のような、やわらかい日差しのような、
それは母のぬくもりに似た光だった。
不思議なことに、光に近づくにつれ私はもうすこしで再び呼吸ができることを知っていた。
それからの記憶はない。
気付くと私は、布団から足がはみ出た状態で寝ていた。
早鐘のように鳴る心臓と、繰り返す呼吸は落ち着きを与え、同時にフラッシュバックする映像に目を伏せた。
そして、私は、この非日常の不可思議な夢の正体を悟る。
孤独であり、自由である、こころの海なのだ。
いや、しずんでいるのかもしれぬ。
どちらに向かえばいいかも分からず、手を上に伸ばす。
そうすれば、光が見えるような気がした。
実際、明るかった。
なんの光かは知らぬ。陽のひかりかもしれない。光る海の石かもしれぬ。
知らなくとも知っているような気がした。
昔聴いた子守唄のような、肌に触れる風のような、やわらかい日差しのような、
それは母のぬくもりに似た光だった。
不思議なことに、光に近づくにつれ私はもうすこしで再び呼吸ができることを知っていた。
それからの記憶はない。
気付くと私は、布団から足がはみ出た状態で寝ていた。
早鐘のように鳴る心臓と、繰り返す呼吸は落ち着きを与え、同時にフラッシュバックする映像に目を伏せた。
そして、私は、この非日常の不可思議な夢の正体を悟る。
孤独であり、自由である、こころの海なのだ。
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